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現代医療、代替医療も含めた数ある健康法の中から患者目線に立った価値ある情報を発信します。

特定非営利活動法人 日本融合医療研究会

開講プログラム

「大切なものを失った時に」

セミナー実施報告

~定例1日勉強会 「大切なものを失った時に」を終えて~

2012年3月11日。東日本大震災から1年を迎えた。 病気や災害で大切な人を亡くした人に対し、私たちはいったい何ができるのか。 誰もが命への思いを強くするこの日、「死」をテーマに、2つの講演が開かれた。

<1> 「死別喪失とグリーフ:そのホリスティックな理解と介入に向けて」 グリーフ・カウンセリング・センター代表 鈴木剛子先生

グリーフとは、喪失の衝撃によって私たちが身体、感情、認知、行動、スピリチュアル面、すなわち全人的に示す「反応」である と定義される。(講義資料より) 鈴木先生は、ご自身の喪失経験を踏まえながら、まだ私たちに馴染みの薄いグリーフケアについて紐解いてくださった。 身近な人を永遠に失うということは、それまで信じていた世界の崩壊であり、人生における意味体系を喪失することだと鈴木先生は語る。まして今回の震災のように、唐突に、複数の喪失(人や財産、住まいなどを含め)を経験する場合、当事者は当然身体的にも精神的にも大きなダメージを抱えることになる。再起・再生にかかる時間は計り知れない。 講演では、死別喪失を経験した人が、どのようなプロセスを経て喪失を乗り越え、再起再生へ向かうのか。喪失やトラウマに対するセラピーではどのようなワークが有効とされているのかを学んだ。 グリーフについて知ることが、被災者をはじめ、死別喪失に傷つく人のケアの第一歩となるのは間違いない。

<2> 特別講演「死生観を磨いて、一歩前へ」 帯津三敬病院名誉院長・日本ホリスティック医学協会会長 帯津良一先生

これからの時代、医療の中で死を語ること、医療関係者が死生観を持つことは不可欠である-------帯津先生は、身近な人の死のエピソードとご自身の死生観についてユーモラスに語りながら、そんなメッセージを残してくれた。 ホリスティック医療の現場では、全人的に患者とかかわるため、患者、医師といった枠を超えた関係ができる。その中で帯津先生は、「死の不安をいかにやわらげるかが私たちの仕事である。死を恐れる患者をなぐさめられるのは、患者よりも死に近い存在でしかない」という考えから、死を間近に控えた患者の前を歩くために、“死の淵を歩く”ことにしたと語る。 「今日を最後の日と思って生きようと決意した。すると毎日の夕食が最後の晩餐になる。毎晩ときめきがあり、充実そのものですよ」 自分のラストシーンを複数持つというお話、死後の世界についての考察など、死生観を持つヒントが満載の講演だった。 患者や、亡くなっていった方へ敬意を表すためにも、今ある命を全うしたい。

セミナー概要

気軽に学べるワンランク上の健康法を習得 昨今、補完代替医療の重要性が増している中で、多くの健康法が唱えられております。 しかし、実際に学ぶとなると専門的になり過ぎていたり、敷居が高すぎたりとその機会があまり無いのが現状です。 そこで、当研究会では一流講師の先生から現場で実践されている健康法を誰でも気軽に学べるように定期的な勉強会を行っています。 また、家庭でも簡単に行える健康法を皆様と一緒に体験できるような場所を提供しています。 健康に興味がある方、たくさんの武器を身につけたい方、クライアントやご家族など身近な人の為に学びたいと考えておられる方は是非ご参加下さい。

【日 時】 2012年3月11日(日) 10:20~16:15(開場10:00)
【会 場】 東京国際フォーラム G610(地図

地下鉄:銀座駅/日比谷駅より 徒歩5分
JR:有楽町駅より 徒歩1分
東京都千代田区丸の内3丁目5番地1号 Tel.03-5221-9000
【プログラム】 [10時20分~10時30分] 研究会からのご挨拶
[10時30分~12時15分] 「死別喪失とグリーフ:そのホリスティックな理解と介入に向けて」第一部◆グリーフ・カウンセリング・センター代表 鈴木剛子
[休憩]
[13時30分~14時30分] 「死別喪失とグリーフ:そのホリスティックな理解と介入に向けて」第二部◆グリーフ・カウンセリング・センター代表 鈴木剛子
[15時00分~16時15分] 特別講演「死生観を磨いて、一歩前へ」◆帯津三敬病院名誉院長・日本ホリスティック医学協会会長 帯津良一

講師プロフィール

◆「死別喪失とグリーフ:そのホリスティックな理解と介入に向けて」

【第一部】 喪失とグリーフの新しい理解と介入、グリーフケアと欧米末期医療(ホスピス)との関連について
・自己紹介にかえて:私がグリーフの分野に関わった理由・ 科学万能主義、医療テクノロジー発展の影に:死をタブー視する現代社会の潮流・欧米ホスピスでのグリーフケアその実践と現状・ グリーフの意味、ダイナミックスと理論を理解する・ 複雑なグリーフとその要因・ グリーフケア:課題との取り組み、ナラティブ・アプローチによる介入の薦め
【第二部】 東日本大震災,その後の心のケアとは、トラウマおよびグリーフ双方への介入について・ 災害死の困難性と多面的ケアの必要性
・ トラウマ的死別とトラウマの影響・ トラウマ・グリーフケア:レジリエンスの強化、リ・テリング手法、認知行動療法の薦め・ 被災地こころのケア、グリーフケアの見直し、スピリチュアルケアの導入

グリーフ・カウンセリング・センター代表 鈴木剛子
東京都出身。国際基督教大学教養学部卒。ボッテガ・ヴェネタ・ジャパン、モスキーノ・ジャパンの代表取締役歴任する。
1994 年、夫との死別をきっかけに、死別喪失とグリーフ学に興味を持ち、上智大学のデ-ケン教授に師事し、2000 年~04 年、カナダへ留学。キングス・ユニバーシティ・カレッジにて死生学を、ヒューロン.ユニバーシティ・カレッジにて神学を履修する。グリーフ・カウンセラー資格取得。帰国後、2006 年4 月グリーフ・カウンセリング・センター設立。
カウンセリングおよびカウンセラー養成講座を主宰するほか、麗沢大学、桜美林大学にて講師を務める。訳書にR.A. ニーメヤー著『大切なものを失ったあなたに』(2006 春秋社)、S.C. シア著『自殺のアセスメント技法』(仮題,2012 年、金剛出版予定)がある。

◆ 特別講演「 死生観を磨いて、一歩前へ」

帯津三敬病院名誉院長・日本ホリスティック医学協会会長 帯津良一
医学博士。帯津三敬病院名誉院長。日本ホリスティック医学協会会長。日本ホメオパシー医学会理事長、( 財) いのちの森文化財団理事、水輪の会特別顧問。東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科、都立駒込病院勤務を経て1982 年埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立。医療の東西融合という新機軸を基に、ガン患者などの治療に当たっている。また、代替療法への造詣が深く、治療に積極的に取り入れるほか、講演や大学での講義なども行っている。著書『ガンを治す大事典』(二見書房)『健康問答』(平凡社/ 五木寛之共著)など多数文舘出版)

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